※生産数1,500本
原料 自社栽培フクムラサキの糖蜜熟成“蜜滴芋”、米麹(白麹)
開発にあたり
紫芋を糖蜜熟成させると本来のポリフェノールと、糖蜜化によって生成されるβ-ダマセノン(甘み)が協演し、新しい 紫芋の世界に出会えるのではと思いました。紫芋の研究開発を始めたのは 3 年前の 2020 年。2 年間は別品種の紫マサ リを糖蜜熟成させ試験醸造したのですが、従来の紫芋は糖化能力が低く糖蜜化が進みにくいのと、またそれにより焼酎も納得の味になりませんでした。そこで出会ったのが新品種「フクムラサキ」です。この糖化は想定よりも良く芋自体 も美味しいので、来年本格的に事業開始するケンファーム(株)の焼き芋ラインナップにも入れる予定です。また、(有)中村 酒造場の中村慎弥杜氏にも弊社栽培のフクムラサキを提供しました。来年は彼の手造り麹をご提供いただいて弊社の仕込みに使わせていただくことで話しが進んでいます。数量限定の共同醸造、こちらもご期待ください。
当社の熟成芋
当社の糖蜜熟成芋は、芋を完全に糖化熟成(酵素反応促進)させる独自製法により作る熟成芋で、2 か月を超えても芋は 腐敗しません。糖化熟成と腐敗は芋内部では全く異なる化学反応です。
酒質
ブドウ、蜜様、ビター
紫芋色素から得られるポリフェノール(渋み)と、芋の糖蜜 化によって得られるβ-ダマセノン(甘み)の協演です。紫芋 の糖蜜化で得たブドウ様の味、上品なアズキのような蒸し芋香、味を絞める少しのビター感が特徴です。
飲み方
湯割り、ロック
芋の特徴
蜜滴芋フクムラサキ(紫芋):新品種で希少品種フクムラサ キを全量自社栽培し、弊社独自の方法で 1 ヶ月以上糖蜜熟成(芋自身の酵素によるデンプン糖化)させ、甘い紫芋を作る。上品なアズキのような蜜の甘味が特徴。