「なごりゆき」といううるち米は、昨年を持って栽培が終了しました。
種もみがなくなったので、もう作付けされない絶品品種、「なごりゆき」を初めて知った20年前から掛け米に使用したいと思っていたのが、たった2年しか造ることができず、大変残念ではあります。
昨年最後の造りもやっと20俵手に入れただけでした。さて、味わいに関しては、透明感があって、熟成を経てちょうど良い飲み頃です。豊かで綺麗な甘旨味、中採りならではの押し味がお楽しみいただけるかと思います。
もう２度と味わえない、しかし、当蔵の良い歴史の1ページとなりました。
原料米 十日町市産なごりゆきを掛け米として使用。麹米 雄町
精米歩合 60%
日本酒度 非公開
酸度 非公開
アルコール度数 16.4度(ラベル表記は17度)
******1BYの時のご案内 参考までに。********
寒冷地である新潟県の気候に適したうるち米(なごりゆき)を掛け米して使用した特別純米酒。こちらのお米は、新潟県十日町市で作付けされておりますが、今では幻の米と言われるほどめっきり作付け数を減らしてしまっておりました。そんな幻の米を通常掛け米として使用しているこしいぶきに変わり、使用したこのお酒は、長い熟成期間を経たことで、角のない非常に丸みのある口当たりと濃厚な味わいが広がり、こしいぶきのお酒とは、ひと味もふた味も違ったお酒に仕上がりました。
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